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掌編小説集 「寒い時の夢」 蓮井 遼 作品集 Ⅱ

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”「おうい」 とドアを開けてみたが、返事はなかった。灯りの火はなぜか倒れて消えていたので、再び男が灯りを正してみると、鍋には芋のスープは用意されてあったが、いつも食べる大きめの机や椅子の位置がずれていた。フォウルは何処へ行ったのかと男は家の中を探してみたが、どの部屋にもフォウルはいなく、男は段々胸の高鳴りが早くなるのを感じていた。その音が男の平常心を崩すように響いて聞こえたその時、強い衝撃が男を襲った” (狼)



特に市場の流通をせずに、作製した第2の掌編小説集になります。
※こちらに詩は入っておりません。




掌編収録作品

「HANGING GARDEN」・・深い森の中に男が迷い込んだ。

「ベンとグレートベン」・・祖父と孫の命に関する対話

「海底」・・生きるのがいやになった雲丹と悪魔の交流

「首なし剣士と蛇」・・生前の記憶が薄れた剣士と蛇の命についての話

「狼」・・狼男と狼とその狼を飼った一家の話

「じめじめ」・・南米のサッカーの大会を観戦に行った男の体験談

「狭間」・・人為的に海が汚れたのを目の当たりに絶望した男の話

「寒い時の夢」・・母国での人との関わりを絶ち、北の国に行った男の日常と夢の話

「0℃」・・始原的なものに立ち返りたい男と友人の対話

「ふたり」・・画家の展覧会に一緒に行った絵本作家と友人の会社員の交流

「コガネムシ」・・博物館で飾ってあったものに見入った男の感覚が崩れていく

「オーロラ」・・内戦から逃れ、オーロラを観に行った男たちの話


以上

第一作より死と生に視点を据えた作品集です。

イベントでは見本誌コーナーで立ち読みができるのですが、この本は
ホラー系の小説を読まれる方に好かれる傾向があるのかと驚きを感じたことがありました。

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