2020/06/16 17:34

立読み用 詩集 「新しい夜」から

詩集 「新しい夜」から 幾つかの詩をお載せします。「新しい夜Ⅰ」「新しい夜Ⅱ」「オウル」「ライチョウ」「小さな望み」詩「新しい夜 Ⅰ」私は生きていた それを知っている 私は骨を数えることができた 遥か昔...

2020/06/16 17:17

立読み用 掌編小説 「ガイランゲル」 (雨の日は憂鬱な)収録

著作、掌編小説集 「雨の日は憂鬱な」から ノルウェーへの旅をもとにした「ガイランゲル」全文をお載せします。 まるで、目に映るもの全て信じられないほどに美しさを放ち、そこに佇んでいる。紀仁はここに来...

2020/06/16 17:02

立読み用 掌編小説「黄昏ゴブリン」 (太陽が近かったなんて)収録

「何のために生きるのかなんていう問いは歳月ともに変わっていくのだ」 ゴブリンは家に帰る道を歩きながら考えていた。「だが、考える考慮なく俺の歳月がもうあと僅かだとしたら・・」 ゴブリンは既に彼の帰り...

2018/10/19 21:28

立読み用 掌編「もろこし」 著作「魔法の速度」に収録

 掌編「もろこし」地元の夏祭りで、自分たちの住んでいる町内会では、焼きトウモロコシの屋台を出すことになった。うちは祖父が畑仕事を趣味でしていたものだから、どこでトウモロコシを手に入れようかと話...

2018/09/19 20:55

立読み用 掌編「Hanging garden」 著作「寒い時の夢」に収録

こちらは掌編「hanging garden」の立ち読み版全文です。著作「寒い時の夢」に収録されています。 Hanging garden  男はその庭にいつの間にか着いた。庭といっても鬱蒼とした森の中であるが、森中のいた...

2018/09/19 19:51

立読み用 掌編「砂塵」 著作ラベンダー収録

以下は、著作「ラベンダー」のなかに収録の掌編「砂塵」の全文です。立ち読み用に作りました。砂塵 なんでだか、辺りに砂の山が幾つもあって、よく見ると砂山の中に人の手のようなものが飛び出ているのだ、...